1級時計修理技能士があなたの大切な時計をメンテナンス致します。勿論他店購入でも大歓迎! こちらのコーナーでは今までもオーバーホールを少しずつ紹介していきます。 古い時計ほど部品が残っていないので、部品を壊す訳にはいきません。慎重に慎重に・・

■NAKAMURA 時計修理工房 時計修理メンテナンス
時計修理

国家検定1級時計修理技能士
私所有のインター(IWC)のローターを調整しているところ。ローターの軸受けにコランダムを使っているので、欠けてしまいやすいので、慎重に・・・
メーカー・ディーラーの修理と一番違うところは、工房修理は決して壊す事が許されないという点です。
ある意味、慎重に扱うしか術がありません。
IWC

インポートウォッチ インポートウォッチも国産ウォッチもメンテが大変ですね。
『オーバーホールの時期は何年おき位ですか?』とよく問い合わせがありますが、私自身の大切にしている時計は3年に一度はしています。
機械式の時計は労ってメンテは欠かさずいたしましょう。



オーバーホールの様子を秘蔵書庫から少しずつ   画像にマウスを重ねてみてください
ELGIN672のオーバーホールです。
かなり修理歴があり手こずりましたが、何とか姿勢差も少なく充分実用精度を出せました。
古い時計を触っていると、先人修理士達の苦労を垣間見る事が出来ます。
勉強にもなりますね。
ELGIN672


セイコー薄型金時計 Cal.68A
修理歴も結構ありましたが、コイツは部品が無いので痛めないように、細部にわたりより慎重に・・
金ケースはポリッシュ&電解研磨して新品仕上げしました。
Seiko 68A


Tudor 7996/0 デカバラのオーバーホールです。
いやぁ〜凄まじいダメージでした。
この年代のものになると、ヤッツケ仕事の爪痕が酷かったです。
アンクル爪交換し、ヒゲゼンマイを丹念に修正
カレンダーの規制レバーに至るまでの赤錆・・
オリジナルを優先したため、部品作りが大変でした。
Tudor7996


Rolex Cal.3135のテンプ周りです。
2度目のオーバーホールを当店にはじめて持ち込まれました。
(画像にマウスを重ねてみてください)
よく見ると、テンシンから見てヒゲゼンマイが偏りしています。
これでは姿勢差が出ますしテンシンの減りも早めてしまいます。
R3135
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
実態顕微鏡下で自作ヒゲピンを使い修正しました。
ヒゲ持ちもセットしテンプ受けを逆さまにして更に微調整・・
気持ちよく真円でテンシンがヒゲゼンマイの中心に居ますね。
振り角も増して元気良くなりました。
ヒゲゼンマイを修正


セイコー6602B
お客様が高校入学の時にお祝いにいただいたものだそうで、とても綺麗にお使いになっておられました。
しかし巻き上げ不良をおこし、諦めていたところを、当工房へ相談にお越し頂き、復活!
部品はもう残っていないのですが、お客様の『どうしても直したい』という熱意に打たれ、
職人魂に火がつきましてOneOff
ヒゲゼンマイを修正



当店のオーバーホールはケース・ブレスレット仕上げはデフォルトです
オーバーホールで時間が合うようになったり、本来の機能が回復したりするのは当たり前の事ですが、お預かりしたお時計を綺麗に仕上げるのも、工程の1つです。
お客様のお時計の1つ1つの傷は、今までそのお時計に付いた年輪のようなもの・・
そのまま、傷は残しておくのも風合いがでて良い物です。
傷をお消しして良いかお尋ねした上で、ケース・ブレスレットの仕上げを施しています。

画像の上にマウスを置いてください
Bfore&After-------------------→

仕上げ前



時計メンテナンスについて
インポート物って『メンテナンスが大変!』て良く聞かれますが、国産でも同じ事です。
エンジンオイルが入ってない車を調子良く走らせるのは難しいですね。というより無謀です。最近の時計はオイルレスでも良い部分が各所に見られますが、オイルが無くなると、色々な不都合が出てきて当然です。
どうぞ大切な時計、よく使う時計はメンテナンスをしてあげて下さい。

どちらでお求めになるにせよ、お求めの時計がメンテナンスにどの位費用が掛かるのかを、自ら調べることが大切かと思います。
だって、高価な時計を買ってくれるお客様に『この時計は数年後にオーバーホールで○万円掛かりますけど、良いですかぁ〜』とちゃんと言ってくれるショップがどれだけあるでしょう?
本来なら売ったお店が責任を持ってメンテをしていこうと思ったら、この事は、キチンとお客様に伝えるべきなのですが、そうでない事例が目立ちます。当店に持ち込まれるオーバーホールや修理のお時計で、その事が知らされずにお客様がビックリする例が後を絶ちません。『修理するくらいなら、新しい時計が沢山買える』という意識。残念です。キチンと説明されていれば、それだけ良いお時計をお求めになっているのですから、お客様にとっても『壊れないように世話をしながら一生付き合おう』的な意識を持って頂き、その事が大切な時計への思いになります。
ネットでレアものをゲットしたり、大切な人からの贈り物であったり、永年欲しかった憧れの時計を手に入れたり、大切な御形見だったり・・・
あなたの大切な時計。時計は道具です。カッコイイ言い方をすれば生き物と言っても良いでしょう。世話が必要なのです。世話要らずと、うたい文句にしているの時計もありますが、そんな事ありません←キッパリ・・。

最近のお安い時計の中には、電池交換やバンド交換の方が買ったときより高いということも珍しくありません。¥500位で購入した腕時計に電池交換したら¥1,200も掛かった・・・ナゼ〜!!
極端な例ではありますが、人の手によって時計の蓋を開け、ホコリや様々な部品に気を遣い、電池を組み込む訳ですから、どんな時計も、同じ様に手間を掛けて電池交換がされています。電池交換はほとんどが手間代な訳ですね。
こんな事書くと叱られそうですが、電池交換はその事が良く解っている所謂ホントの貴方の街の『時計屋』で交換して貰うのが良いのかなぁ〜と思います。



メンテナンス料金について
当工房ではサイトにメーカーや機種毎にオーバーホール代金を載せていません。
いまや全国展開している工房さんも沢山ありますし、ネットで検索すればRefNo.で大まかなメンテ代金が調べられる時代です。
しかし、皆様が住むそれぞれの街に優秀な時計職人さんがいらっしゃるはずです。
当工房は、私が住んでいるこの街の時計工房でいようと思っております。
もちろん近県のお客様には直接お持込みいただいたりすることも多々ありますが、
『○◇県 △□市 M.N様 ☆☆時計オーバーホール』等とSEO対策のようなことはするべきでは無いと考えております。
当工房では、お客様の時計のご使用頻度や用途など、直接お話させて頂いて蓋を開けてお見積もりしています。
ケースやブレスレットの仕上げが可能な物は別途料金制ではなくオーバーホール時に一工程として作業しています。
逆に『傷は残しておいて下さい』というオーダーもあります。
修理・オーバーホールには様々なケースがございますし、当工房の得意分野・不得意分野もございます。
料金につきましては、どうぞ、お気軽にお問い合わせ下さいませ。


中村時計店

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