1級時計修理技能士があなたの大切な時計をメンテナンス致します。勿論他店購入でも大歓迎! 時計修理士の試験を色々受けました。試験にあたり、日常作業以上に訓練をする事が出来たのが試験の結果以上にありがたかったです。

■NAKAMURA 時計コーナー 時計修理技能士


国家検定1級時計修理技能士
国家検定1級時計修理技能士

時計修理の技能検定は昔からありますが、当社の社長も技能検定1級を持っています。
昔免許っていうか、昔の時計屋さんの技術者ならどなたでも取得していた機械時計修理の国家検定の称号。

社長の1級

国家検定1級時計修理技能士

現代の1級はクォーツ時計で実技試験をする為、その範囲はクォーツ時計に限られている。
資格的にもやっと父とならぶこことが出来ました。

私の1級



信州 匠の時計修理士
信州 『匠の時計修理士』
信州 匠の時計修理士 3級

精密機械産業の長野県が認める機械時計修理技能評価の認定証
この試験は、たとえ3級であっても、時計本来の精度は勿論、さらに仕上げの美しさを要求した試験で、ケースなどを磨くバフ研磨作業一つとっても、妥協を許さない、本格的なものでした。
3級は基本でもある治工具の手入れや、時計の内外装共に元の通りに傷やホコリに気を付け美しく仕上げることが基本で、それらの作業の中、さらに時計精度を規定内に収める内容。
自分的には上記の1級よりも難しかったし、自分の為にもなった試験でした。




職業訓練指導員時計科免許
職業訓練指導員時計科免許

職業訓練施設で訓練生に時計修理について指導を行うための免許
時計修理技能の他にも、訓練指導に関する学課的な内容も試験の範囲で、予備知識だけでは対処出来ないので、机に向かった『勉強』を久々にしました。
宇都宮で行った3級時計修理技能士の後の試験でしたが、実技試験の難易度はそれとは雲泥の差で、完全に分解組み立てをし、時計針の位置等もシビアな範囲を要求されました。
指導するに当たって模範となるべき技能が要求されました。

職業訓練指導員時計科



級時計修理技能士試験
2004年は試験にあけくれた一年
私は眼鏡学校全日制課程(旧日本眼鏡専門学校)を卒業しているので、
眼鏡光学士の資格は既に取得していますが、
大好きな時計の資格は持っていませんでした。
メガネの修行時代に取っておけば良かったと思うや・・
2004年新春に『国家技能検定 3級時計修理技能士』を受験する話が舞い込んだのです。
県内の時計屋さんの所謂二世の世代が集団で受験し、ほとんどの方が合格しました。
勿論私も合格です!
内容はクォーツ時計の電池を交換しベルトを調整、デパート包みで包装するといった内容でした。
そうすると『もっと上を目指せ!』と熱くなっちゃった訳です。
栃木県では現在3級より上級を受験出来る設備が無い為、受験出来る体制のある都道府県で受けなくてはなりませんでした。

2004年夏には、国が認める『職業訓練指導員・時計科』の試験に合格!資格と免許を取得
職業訓練指導員免許って?
職業能力開発促進法に基づき公共職業能力開発施設等で訓練生の職業訓練指導を行う者を、職業訓練指導員といい職業訓練指導員免許が必要で、その時計科指導員の免許を取得しました。

試験内容は国家検定3級とは雲泥の差で、時間内に分解掃除を終わらせ、秒針等の支給部品の交換調整等、実技は実践さながらの技能を要する内容で、学科は時計の専攻学科の他に訓練指導に関する、指導的学科も含まれました。
実技試験の難易度は国家検定1級と2級の間とのことでしたが、時計修理の模範となるべく技能が要求されるわけですから、当然です。

3級実技試験風景 同年秋に、『信州 匠の時計修理士3級』の資格にチャレンジです!

近年時計事情も変りその時計の技能検定もクォーツ時計に限定し、機械時計に対しての部門がなくなってしまい、にわかにブームになっている高級時計にある自動巻き時計のような、機械時計本来の修理技能を認定する制度がなくなってしまいました。

そこで、本来の機械式時計のメカニズムの知識や、その修理技能のテクニックなど機械式時計の修理技能検定を復活させようと始まったのが『信州 匠の時計修理士』という資格です。

この資格は長野県が産業活性化を目的に導入した技能評価認定制度で、2004年6月に第1号として認定した機械式時計の修理技能資格『信州 匠の時計修理士』という訳です。

学科試験こちらも実技・学科とも合格『匠の時計修理士3級』の認定を受けました。
試験内容は3級とはいえ、前回受けた指導員の試験よりさらに難しく、別次元の技能が要求されました。
時間内に完全に機械時計を分解組み立てし、時計の誤差を調整、要求範囲内に収め、ドライバーやピンセットを手作業で綺麗に整え、時計ガラスの接着をし・・さらに、傷の付けられたケースやブレスレット修復し新品仕上げするといった感じで、精度は勿論のこと美しさとスピードが要求された内容でした。

日頃からジュエリー等を磨いたりバフ作業に慣れていたので、作業は比較的スムーズにこなせましたが、『より美しく磨く』事の重要さや、そのテクニックを習得でき、時計だけでなく、メガネやジュエリーの方面にも活かせます。

認定されてはじめての試験で、長野県の時計屋さんが中心でしたが、私の様に他県からの参加も見られました。1級が3名、2級が4名、3級が20名受験しましたが、合格者は1級が1名、2級が1名、3級が9名という狭き門でした。

また、試験ということで、実際の習得している本来の実力を発揮出来ない場合もありますが、私の場合、この1年が試験三昧だった為、逆に有利になったかも知れません。
結果私は実技成績が思ったより良く、認定No.3-0001の認定書を頂戴する事ができました。
3級での0001番は、後にも先にも二度と無い番号なので、私の宝物です。

研修の毎日が、発見でした。『職業訓練指導員・時計科』と『匠の時計修理士』を受けるにあたっては、長野県の塩尻にあるセイコーエプソンで研修がありました。

資格そのものも嬉しいのですが、最も自分の為になった事は
エプソンの時計のエキスパートの講師の方々から直接指導を受けられた事です。

技能オリンピックの金メダリストの講師の先生の作業を目の当りに見てテクニックを直ぐその場でリアルに観る事が出来、一番の収穫だったかも知れません。
神業とも言えるそのピンセット捌きは、無駄の無い動きでエレガントとも言えるでしょう。

長野の精密機械産業の真髄を、直接体感し、その技を伝授して頂き、私の家業時計・メガネ・宝飾の分野で活かすく事が出きる事は幸せな事です。

さらに2005年1月には、私が生まれた年に父が取得している、
いわば目標であった『国家技能検定 1級時計修理技能士』を受験しました。
これも、一発合格しました。
丁度1年前3級の試験を受けた時の私とは違い、落ち着いて作業をする自分に少し誇りを感じてしまいます。←ちょっと言い過ぎ・・

内容は最近のソーラー発電式クォーツ時計の分解組み立てで、多軸とはいえ、ローターは一つの物で、比較的楽な試験内容でした。自分的には前回の『匠の時計修理士』の方が数倍難しかったと思います。
しかし、この1級試験はの実技は長野県の技能競技会も兼ねているので、信じられない早さで作業を終わらせる受験者をいて、独特の雰囲気でした。
私も少し欲を出して、自分の中ではかなり早い作業スピードで完成させ提出しましたが、実際結果が出るまではドキドキだったかも・・。
成績結果は100点満点中95点でした。でも、お客様の時計を扱うのに常に100点になるよう、今後も益々の努力が必要なことも決して忘れません!!

同資格3級を宇都宮で受験してから僅か1年で1級に挑戦できたのも
『職業訓練指導員・時計科』『匠の時計修理士』合格があったからです。
そして何より、すばらしい技術者の方々に指導を頂けた事
さらに、諸講師の方々や長野県の同業者の方々栃木県の同業者方々と
良い人間関係が築けたことです。
お互いが刺激をしあい、お互いの技能の向上へと繋がりました。

家業ですから普段から毎日色々な時計に触れていましたが、
受験にあたって、より深くより精密に時計と向き合えたのは、
新たな発見や技能向上へのモチベーションに繋がりました。
また、3級取得の4年後2008年には、その3級試験の検定員を委任され
栃木県の若い世代の時計修理士が挑む国家資格試験の検定をさせて頂きました。
これらの資格に恥じない様、更なる技能向上に研鑽してまいります。


中村時計店

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